完璧な一日
うんざりするようなニュースと天気が続いていた。私はそんな日々に対して、ただ黙々と仕事に打ち込むか、あるいはフリートウッド・マックのレコードに針を落として耳を傾けながらパスタを茹でるかといった程度の選択肢しか持ち合わせていなかった。
しかし、今日だけは異なっていた。朝目を覚ました時に、オリーブ色のカーテン越しにでも、ここ数日はお目にかかっていなかった太陽の光を今日は浴びることができる、とはっきりと確信した−−そして、今日は完璧な一日になるだろう、ということも。
たっぷりと時間をかけて一杯のコーヒーを飲み干すと、私はスプリングコートの真っ白なスニーカーを履いて家を出た。向かうのは、大通りから細い路地を一本入ったところにあるカフェテリアだ。扉をくぐると、早い時間だというのに先客が数名いた。彼らは思い思いにこの「完璧な一日」を精一杯楽しもうとしているように見えた。店内にはヨギー・ニュー・ウェーブスがかかっていて、換気のために一枚毎に開け放たれた窓から、心地よい風が吹き込んでいた。私は窓際のウッドチェアに腰を下ろして、サンドイッチを注文すると、通りを眺めたり、サリンジャーの「バナナフィッシュにうってつけの日」を読んだりした。数名の女の子たちが、声を上げて笑い合いながら、カフェテリアの前の坂を下りて行った。彼女たちが見えなくなると、店員がサンドイッチを運んできた。サンドイッチには、クリームスピナッチとチェダーチーズが、ごく自然に挟まれていた。私はそれにかじりつくと思った。実に、wげええエエhホゲッホゲッホゲッホゲ!!!?!?ゲホっげパンくずがゲホゲゲゲgダイレクトに気管に入っtゲホhゲガげっ頬っ頬なんだお前らこっちを見んなげっ帆ゲッホゲホゲホアッ大丈夫です、大丈夫ですk下頬がほゲホ月gほ止まらねげっ吠えgっホゲホgへほげええええっ帆げっ吠えげ吠えゲッホゲホゲゲゲげ!!!…………あーマリリン・マンソンみたいな声出たわ。
そんで逃げるように店を出てGUで790円のTシャツ買って帰った。
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